その昔,漁師たちが頂上から魚影を確かめたといわれる魚見岳。

魚見岳

標高約200m。

南東側は断崖絶壁で山体を形成している溶岩とそれを覆う火砕岩が露出する。山体の下部は,流れ模様(流理構造)の明瞭な赤紫色の石英安山岩だ。

8合目の通称天狗岩の近くの山中には,江戸時代に建立されたと思われる高さ2mほどの祠があり,祠のなかの角柱には,「大天狗」の文字が刻まれている。

魚見岳の天狗は,赤い色のものが大嫌いなため,ここには赤色の花が咲かないという。また,赤い色の着物を着て山に登ろうものなら天狗に蹴落とされるとの言い伝えが残る。

魚見岳の天狗岩

魚見岳の天狗 。

注連縄が巻かれた魚見岳の通称天狗岩。

魚見岳山中にある天狗の祠

この背後の山中に天狗の祠がある。

素材は山川石。

豪商濵﨑太平次が,あるいは,黒岩藤兵衛が建立したともいわれるが定説はない。祠の中には寛永通宝(1624~1644)の古銭が相当量入っていたと伝えられることから,幕末にはすでに建立されていたものと推定される。

船主たちが航海の安全を祈って,勝利の神様とあがめる天狗を見晴らしの良い魚見岳に祀ったともいわれる。

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